「医療事務の仕事は好きだけど人間関係で悩んでいる。」、「家族が体調を悪くして介護しないといけない。」など退職を考えるきっかけは様々。退職したいけど上司に退職理由を上手く伝えられるか不安を感じているあなたに医療事務の退職理由と上司への伝え方をご紹介します。
メンタルが病んでしまうと転職どころか、働くことすらできなくなってしまいますよ!
人気記事:【転職エージェント】比較・ランキングは無価値|正攻法の活用術とは?
現役医療事務が退職者に聞いた退職理由
私が医療事務の退職者にこっそり聞いた上司に言えない退職理由や私の転職経験などからよくある退職理由をまとめました。
人間関係
病院でのヒエラルキーの上層は医師や看護師、検査技師など国家資格持ち。そのため国家資格のない医療事務は立場的に下に見られ病院職員からも患者さんからも雑に扱われることが多いです。
また、医療事務の特徴として女性が多いことが挙げられ、派閥であったり、特定のある人物が権力を持っていたりと上手く自分がたち振る舞えないとターゲットにされて追い込まれるといった人間関係の悩みもあります。
給与が安い
医師や看護師などに人件費がかけられ、私たち医療事務の給与はどうしても安くなってしまいます。受付やレセプト請求業務、患者さんの案内や電話対応など医療事務はたくさんの仕事を抱えているにもかかわらず、どうして医療事務の給与は安いのかと誰もが感じている悩みです。
残業が多い、休みが不規則
レセプト請求業務などの繁忙期には残業や休日出勤が当たり前となっています。また一般事務とは違い、病院によっては当直業務でなかなか思うように休めません。
他にやりたい仕事がある
前から○○業界に興味があってチャレンジしたい、ステップアップするために新しい環境で自分を試してみたいなど前向きな退職理由です。
私はステップアップのため大きな病院から中規模病院の医療事務へ転職しました。前職はたくさんの事務員で仕事はパターン化されていて面白くありませんでした。現在の病院は少数精鋭で様々な仕事を任せてくれるのでとても充実しています。スキルアップのアップのため転職して良かったと感じています。
家庭の事情
結婚や家族の介護、家族の転勤など家庭の事情からやむを得ず退職を考えます。私の経験では医療事務の特徴として女性が多い職場のため、寿退社される方をたくさん見てきました。
円満退職へ向けて、上司への退職理由の伝え方
上司へ退職理由を伝える際に、もしあなたにネガティブな退職理由があったとして、その本音を正直に伝えてしまったらあなたのイメージダウンにつながるでしょう。
退職までの間に上司や周りの職員と関係が悪くなることや、給料のアップや配置転換などの業務改善提案を出されて引き止められることもあり、スムーズに退職ができなくなる可能性があります。
上司へ伝えるべき退職理由は次の2種類です。
目指すべきものを見つけたなど前向きな退職理由
「他の業界で仕事をしたい」、「自分のステップアップのため」などが主な例です。良い上司であればあなたを勇気づけてくれるでしょう。
例文:「電子カルテを使っていて医療システムに興味を持ちました、個人的にシステムの勉強もしていて医療システム業界に挑戦しようと思いますので勝手ながら退職いたします。」
例文:「医療事務としてこちらの病院でたくさん勉強させていただきました。新しい環境で自分の力を試したい思いが強くなりました。今のうちにしかできないことですので勝手ながら退職させてください。」
家庭の事情でやむを得ない退職理由
やむを得ない家庭の事情の例として「家族の介護」、「結婚」、「配偶者の転勤」、「自分の病気の悪化」などがあります。
「家族の介護」、「結婚」などあなたの周囲の環境が変わる退職理由は仕方がないことで、上司に納得されやすいためそのまま伝えても良いです。
「自分の病気の悪化」については注意しましょう。上司があなたの病状について理解しているのであればそのまま伝えても良いですが、そうでない場合は「気づいてあげられなかった」と上司が責任を感じるかもしれません。上司をフォローしながら前向きな退職の意志を伝えると効果的です。
例文:「実は〇〇という病気で最近体調が優れません。今までは業務に支障はありませんでしたが、今後、治療のためお休みを多くいただくよりはご迷惑をおかけすることがない退職を選択したいと考えています。病気により退職することは心残りですが早く快復できるよう療養いたします。」
まとめ
いかがでしたか。ネガティブな退職理由についてストレートに本音を伝えることはその後のトラブルに発展する可能性があります。上司へ伝えやすいあなたなりの前向きな退職理由を考える、またはやむを得ない退職理由を伝えて円満な退職を目指してください。
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。
コメント