通信教育や資格専門学校で人気の医療事務。そんな憧れの医療事務で働くための面接で、未経験でも自分をアピールするチャンスとなる場面があります。
それは「逆質問」と言われており、面接官から「最後に、なにか質問はありますか?」なんて良く聞かれていませんか。
この記事では、やってはいけない逆質問の例を中心に面接の攻略法をお伝えします。
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なんでも聞いていいの?なんのための「逆質問」なのか
「なにか質問はありますか?」と言われて、なんでも質問して良いわけではありません。面接官はあなたが本当に医療事務に興味があるか試そうとしてます。
福利厚生や残業時間などの労働条件について気にしすぎていたり、「逆質問」がされなかったりすると面接官からあなたは医療事務の仕事に興味がないのかなと思われるでしょう。
あなたが働くときになにを重視しているか「逆質問」で見透かされてしまいます。本当に働く意志があるかを「逆質問」の中でしっかりアピールしましょう。
マイナスイメージ?オススメできないNG「逆質問」3例と回避術
未経験の再確認「医療事務未経験でも大丈夫でしょうか?」
オススメできない理由:消極的で自信がない人、医療事務として働くことに不安を持っている人と判断されます。どうしても未経験であることが不安な場合は次のようにすると良いです。
「医療事務未経験ですが、私は福祉ボランティアでご年配の方や身体の不自由な方に丁寧に接してきました、受付業務でこの経験を活かせると考えていますが、私のように未経験から活躍されている方はいますでしょうか?」
未経験者には技術やスキルよりもそれを身につけるため、病院のために自分から積極的に動いてくことが求められています。あなたが今の時点で病院に貢献できる長所やエピソードを交えると、あなた自身のアピールになりますし、未経験スタッフがいた場合は自身の安心感が得られるのではないでしょうか。
指示待ち人間アピール「こちらの病院で採用していただけた場合、入職前にした方が良いことはありますか?」
オススメできない理由:面接官によっては自分から積極的に努力しない人と判断されます。しかし、次のとおりに言い換えると、あなたのイメージアップになって効果的です。
「通信教育の医療事務講座で現在勉強をしています。また電子カルテや会計システムなどパソコンを使うことが多いと聞いており、パソコンについても勉強していますが、こちらの病院で少しでも戦力になるためにするべきことは他にありますか?」
質問内容が少し長くなってしまいますが、あなたが医療事務に興味があって働くための努力していることや病院に貢献できることを示したうえで、他に足りないことがあれば教えてほしいという「やる気」や「意欲」が見えてきます。
労働条件に関すること「残業は多いですか?」、「平均年収を教えてください。」
オススメできない理由:採用されていないうちにストレートに労働条件を聞くとあまり仕事をしたくない、お金にしか興味がないと思われます。特に医療事務はレセプト請求の繁忙期で残業時間が多くなりますので聞きづらい繊細な「逆質問」です。
もし、どうしても気になるのであれば遠回しに「逆質問」をするとイメージダウンを避けられます。
残業時間については「前職では月に○時間、繁忙期では○時間の残業をしておりましたが、こちらの病院での残業時間は平均してどのくらいでしょうか?」とします。
前職でも残業をしていたことを伝えると、残業があってもそれほど気にしないということのアピールや、残業時間についての情報を得ることができます。
給与については、「私と同じ未経験の○歳のモデル年収はどのくらいでしょうか?」と言い換えます。
モデル年収であれば面接官も伝えやすく、間接的に給与について触れられているので直接聞くよりは良い印象です。
いずれの場合もとても聞きづらいため、求人募集内容のコピーを用意して「求人募集内容で不明な点がございましたので…」のような前置きをしておくと印象は悪くなりにくいです。
すべて答えてしまって質問することがない時の対処法
あなたが「逆質問」の中で言おうと考えていたことが、面接中に質問されてしまい「逆質問」がなくなってしまった、そんな時に「最後に、なにか質問はありますか?」と聞かれてしまったら、焦ってしまうのではないでしょうか。対処法は次のとおりです。
「こちらの病院で働く魅力や採用していただくために勉強していることは十分お伝えできました、また、待遇や勤務時間などについても十分にご説明いただきました。こちらの病院で働きたい思いがまた強くなりました。」
すべて答えてしまったからといって「特にありません。」と答えることや、質問しないよりは良いと思ってオススメできないNGな「逆質問」をしてしまうことは、イメージダウンにつながります。面接の中で働いてみたいという気持ちがさらに強くなったことを前向きにアピールしましょう。
まとめ
「逆質問」は自分をアピールする最後のチャンスです。あなたの医療事務への興味、「やる気」や「意欲」が試されます。医療事務未経験の方に技術やスキルを最初から求めることはほとんどありません、面接官が気にすることは未経験なりにどのように仕事をしてくれるかです。憧れの医療事務になれるように。前向きな「逆質問」をたくさん考えてみてください。
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