看護師をしていると、「いいよね、安定していて」「看護師さんでしょ?給料いいんじゃない?」なんて言われたりします。しかし、看護師をしていると、給料は安い!と感じている人も多いです。看護師の掲示板なんて、給料の話題はコメントが多くつき、盛り上がります。
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看護師の給料が安いと感じる理由
看護師の給料は残業と夜勤が込み
看護師は夜勤、16時間から20時間くらい休み無しで働いていることも多く、日勤も休みが削られたりすることがあります。そんな職業、他にそんなにないとおもいます。夜勤がないと、月給20万台で、会社員と変わりません。
命を預かっているのに、手取りが安い
日本の平均給与は490万円くらいです。看護師の年収の平均額は470万円くらいです。命に関わる仕事をし、1日中動き回りし、夜勤で徹夜しながら、それくらいしかないとね、となります。他の職業は大きなミスをしても、怒られたり、給料が下がったりとかはあるかもしれませんが、命までは脅かされません。看護師の場合はミスをしたら、最悪のケースでは亡くなる可能性だってあるのです。
手取りが安いと感じるのは昇給が緩やかだから。
看護師の初任給は他の職種に比べると高いのです。ただ、昇給はなだらか。同じ年数を働いても多くの職種に年々追い抜かれます。
無給の業務があるから尚更手取りが安いと感じる
看護師にはお金がもらえない業務があります。業務に関わる勉強会、研修は休みの日でも出席しなければいけないことも多々あります。それなりの規模の病院になると、委員会や係なんていうのもあり、資料作りなどは業務が終わってからやるしかありません。自宅に持ち帰ってやることもあります。業務に関わることなのにと思うこともしばしば。
看護師の給料は実際どれくらいなの?
看護師の平均年収は479万9300円。全職種の平均年収は497.2万円。女性のみの全職種の平均は382.6万円。全職種よりは低いですが女性の中では稼いでいる、ということですね。
看護師の平均年収は、20代前半の400万円台、50代前半の約540万円がピークです
若いうちは、一般より高い給料をもらっていると言えますが、どんどん追い抜かれてしまいます。
女性の全職種の中での看護師の年収ランキングは16位です。一位は大学教授の1027.9万円、2位は医師、3位は大学准教授です。高校教員は10位でした。
女性の中では稼いでいると言える職業ですが、全職業で見ると決して、高いというわけではないのですね。
数字は厚生労働省 平成30年賃金構造基本統計調査より引用
看護師の本音、もっと手当があれば給料は高くなる?
もしこんな手当があれば、仕事に見合った内容になるかも、っていうのを考えてみました。
不穏手当。
理由もなく急に怒ったり、帰ると聞かない高齢者の患者さん。不穏になると他の業務が出来なくなります。
ナースコールを出た数でもらえる手当
寂しさか、それともナースコールを何か違うボタンと思っていないだろうかと、思うぐらい頻コールの患者さん
休憩が取れなかった時の手当
これは、たまに理解のある上司にあたると、もらえる時もあるようですが、ほとんどの場合は貰えません…
委員会手当
看護師には事故防止委員会、感染防止委員会など業務以外に委員会の仕事があります。もちろん、時間外はほとんど出ません。
急変対応手当
患者さんが急に倒れた、具合が悪くなった時の対応は大変です。心身の疲れは半端ではありません。助けられた時や回復を見られた時の充実感はありますが、いつもより何倍も働いた感じになります。
まとめ
一般的に看護師は高給取り、と思われがちですがそれは20代でも400万円代からいくからと思われます。しかし休憩も取れず、患者さん対応以外でもやらなければいけないことが多く、割に合わないと感じている看護師は多くいます。一般の人が持っているイメージとはギャップがあります。
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