接客業に疲れたあなたへ。ストレスの3つの原因と対処法

「人と接するのが好きだし、接客業楽しそう!」と思って入った業界なのに、いつの間にか

「なんだか疲れたなぁ…」「あぁ~、もうストレスが溜まる!」なんて日々に変わってしまったあなたへ。

接客業は、十人十色・百人百様のニーズを敏感・迅速に読み取って、常に笑顔で「おもてなし」をする素晴らしいお仕事。

せっかく始めたお仕事をちょっとしたことで、辞めてしまうのはもったいない!

この記事では、接客業の表も裏も知り尽くした私が、疲れやストレスの原因と楽しく接客業を続ける対処法を詳しくご紹介します。

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接客業に疲れたと感じるストレス原因と対処法

理不尽を感じる

・お客様を楽しませよう!と思って、一生懸命会話して、お客様もとても満足して接客を終えたのに、「忙しいのに長々話してばかりしてないで、働け!」なんて、パワハラまがいの叱責をされる

・臨機応変に対応し、お客様は満足して帰ったが、「マニュアルを守れ!」と怒られた

・自分は全く動かないのに、偉そうに指示だけ出す上司がいる

・明らかにお客様の間違いであっても指摘することができず、逆ギレされたうえに謝罪をしなければならなかった

・普通の居酒屋での接客で、酔ったお客様にセクハラを受けた

 

「社内の人間」と「お客様」それぞれに理不尽を感じることがありますよね。

❝お客様第一❞という考え方が大前提とされるこの国の文化では、この時代においてもまだ、横柄で偉そうなお客様もいらっしゃいますし、現場志向ならではの偉そうな上司がいたりすることも現実です。

仕事だから割り切って…とは頭ではわかっていても、人間誰しも理不尽を感じたときは、腹が立ちます。仕返ししてやろうと思うぐらい腹の虫が収まらないこともあるでしょう。そんな時こそ「一歩引いてその人を眺める」ようにしてみましょう。

心理学では、「人の怒りのピークは6秒」(アンガーマネジメント)とされています。

理不尽なことをいう人にまともな人はいないですから、そんな人にいちいち対峙せず、6秒間の心の余裕を持つように対処しましょう。

ただ、セクハラやパワハラは問答無用。そこは「仕事だから…」と我慢して、嫌な思いやストレスを溜めるところではありませんので、しかるべき対応を取りましょう。

労働条件や環境に不満を感じる

  • 労働時間が長い
  • サービス残業が多い
  • シフトが不定期で自分の予定が組めない

 

深刻化する人手不足もあって、接客業の中でも特にサービス業界の労働環境は低下しています。

「社員なんだから…」という暗黙の認識みたいなものもあり、長時間労働や急な残業、シフトの変更などが頻繁で、友達とも予定を合わすことが難しくなったり、自分の時間が確保できないといった悩み。

アルバイトが大半、しかも外国人が増え、コミュニケーションの課題や人間関係で悩むこともあるでしょう。

おもての便利で綺麗な部分とは裏腹に、過酷な労働環境や条件に嫌気がさしている方も多いでしょう。

賃金の低水準化も改善されていない職場が数多く、労働条件に見合っていないと感じ、疲弊してしまった。

あなた自身で変えることが難しい条件や環境。

 

そんな時は、まず人事や上司に相談してみましょう。何も発信しなければ改善にはつながりません。

愚痴や文句ではなく、「提案」というかたちで、あなたが発信することで、会社やお店が気が付き、良くなることもたくさんあります。

あと、「できないものはできない。」とハッキリ伝えることも大切です。

勇気をもって発言・発信することは、最終的には会社のためであり、悪いことをしているわけでもありません。我慢して笑顔が出せない接客は、何よりお客様が不快な思いをしてしまいます。

やりがい、目標が見出しにくい

  • 毎日同じ作業の繰り返しで先が見えない
  • 歳を重ねてもずっと現場なのでは…
  • やって当たり前…の風潮がつよい

接客業の醍醐味といいますか、最大のやりがい「お客様からの感謝」。

ありがとうと感謝を伝えてもらった時には疲れなんか吹っ飛ぶ!

でも…、なかなか給料や評価につながっているのかがわからない…。

評価が数値化だったり可視化しにくいのも、接客業の特徴。

なおかつ、接客サービスって、やって当たり前…というか、望んでいることすべてかなえて当然という風潮。

基本、お客様の望み通りでなかったり、失敗やミスが起きると、プラスされることはなく、マイナスばかりに着目されるという業界特徴がありますよね。

ずっと接客をしていると、マネジメントについて学ぶ機会もそう多くはなく、なかなか目標ややりがいを見出しにくいのではないでしょうか。

 

目標やゴールのない仕事は、先が見えにくく、やっていても疲れるだけになってしまいます。

お店閉店時間が仕事のゴール…では、やりがいも楽しさもないですもんね。

そうならないためにも、自分自身でのゴールをこまめに設定するようにしましょう。

例えば、「お客様のニーズ読み取ることへの達成感」を得るために、いつもと違った視点でお客様を観察してみたりすると、立てた仮説が読み通りだったりすると、そこで達成感を得られます。

「時間を決めて作業する」というのも良いですね。作業の効率をどんどん上げるための工夫をするようにもなります。気付けば自然とスキルが向上している自分に達成感を得られます。

 

まとめ

いかがでしたか?

接客業のやりがいは、何より「お客様からのありがとうの言葉」や「お客様の嬉しそうな表情」。

『本当にやっていて良かった。』と思える瞬間ですよね。

今日も明日も、あなたの素敵な笑顔と接客を待っているお客様がきっといます。

いろんなことで悩んだり、ストレス溜まることもありますが、人と接することが何より好きなあなただからこそできる、素晴らしいお仕事です。

ここで紹介した、ちょっとした工夫や考え方や捉え方を変えることで、あなたの能力がまた活かされますように!

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