どこの職場でもたいてい「朝礼」の時間が設けられています。
業務連絡だけでなく、当番制で順番に皆さんの前でスピーチをするわけですが、これに結構ストレスを感じている人が多い。
中には朝礼のスピーチプレッシャーで、「会社辞めたい」とぼやく人も。
たかが1日の内の2~3分のスピーチでもこんなにも重圧になるとは。
当記事では、そんな「超」デリケートなあなたのために、なぜこんなにも朝礼のスピーチをプレッシャーに感じてしまうのか原因を明らかにします。
さらに、朝礼・昼礼は嫌がっている人もいるのになぜ脈々と昔から続いているのか、中止にならない理由を再確認。
職場の皆さんも納得のネタのヒントも最後にお話しします。
ぜひご覧ください。
朝礼のスピーチ苦手な人の共通点
そもそも、朝礼のネタのあるなしに関わらずスピーチが苦手な人がいます。
ネタを探す前の問題ということです。
スピーチが苦手、という人には共通した特徴があります。
【カッコウつけすぎる・完璧主義】
本来の自分なら使わないような難しい言葉や話題で話を完璧にまとめようとすると、自分らしいわかりやすい言葉や体験からきているものではないことから、必要以上に緊張。
【聞き手の反応がイマイチだったりするだけでビビる】
朝ですから血圧が低かったりして不機嫌なコワーい表情の人もいるでしょう。
そもそも不愛想な人もいます。
営業マンならこんな人は朝飯前でしょうが、普段しゃべり慣れていない人には相手のリアクションが低かったりシーンとされたりしただけで「ワーやっちゃったかな…」的になり、途端に心細くなったり…。
段々自分のテンションも下がり、声のトーンや態度まで細々と。なおさら周りはイライラしてるだろうな…と、もう底なし沼状態に。
【ポイントのないダラダラした話】
事前準備が不足していたために、スピーチの構成がメチャクチャ。
結局皆さんに何を伝えたかったのかが不明でやたら長い割には相手の心に響かないうえに、スピーチしているあなたも、「あれ、何が言いたかったんだっけ?」状態に。
そうでなくても緊張すると頭が真っ白になりますから準備は抜かりなくしたいところ。
朝礼・昼礼はなぜ無くならない?
朝のさあこれから!という時間にわざわざ円陣組んでとりとめのない話して何なんだ!と半ばキレ気味のあなた、朝礼にはちゃんとした意味があるから脈々と続いていると思ってください。
営業で会社によらず現場に直行する営業マンだって例外はなく、彼らが参加できるように朝礼ではなく昼食後に昼礼でスピーチを持ち回り、という会社もあるのだそう。
もはや、「とりとめのない話」という次元でなく、業務の一環ですよね。
何百人もの社員の前で経営理念をうたう経営者のスピーチと違い、各職場の単位でのスピーチはその話題も結構個人的な内容の切り口から入っていく人も多いですよね。
というより、むしろそれが朝礼・昼礼のなくならない理由です。
私も会社勤めをしていた頃、毎朝持ち回りでスピーチの時間がありました。
しゃべる時間はほんの2~3分といったところでしょうか。
確かに自分の順番が来るときはそれなりのプレッシャーもあるのですが、個人的に私はこの時間が大好きでした。
なぜなら、普段堅苦しい仕事の話しかしないおじさんたちが家庭の話をしたり、趣味の話をしているとき、普段見せない表情をします。
照れながら、時に笑いながら。
意外な一面を垣間見た感じで、「なんだ、意外とカワイイ所あるじゃん!」と、ちょっと身近な存在に感じたものです。
考えてみると、こういった何気ない、ひょっとしたらショーモない話かもしれませんが、仕事をしやすくしてくれる潤滑油的な効果もあったようにも感じます。
入社したての女子社員には、おじさん社員はそれだけ遠い存在に感じる、ということですかね…。
朝礼・昼礼にふさわしい話題と避けた方が無難な話題
朝礼・昼礼の話題の探し方をネットで検索しまくっている人もいると思います。
サイトによっては、「どうせ誰も聞いていないんだから」という理由で適当に済ませればいいという人もいますし、「格言とか偉人の言葉を引用して…」というアドバイスをしているサイトもあります。
たかが2~3分、されど2~3分。
スピーチなど聞いていない人もいるかもしれませんが、職場の人に自分を知ってもらうチャンスでもありますね。
個人対個人では仕事で接点はあっても、なかなか全員と接点を持つというチャンスはないでしょう。
だからといって、自分本位に勝手な話題をすればよいのではありません。
ポイントは、自分の具体的な経験、という切り口から何気に仕事に結びつけていけると他の人からの評価が高くなるようです。
「その人となり」が分かるうえに、「仕事上タメになるな」と感じる話題。
例えば次のような話題だったら、あなた自身の体験から実感した内容を具体的に盛り込めますし、スピーチのまとめとして職場で生かせるようなアイディアと結びつけると話題は尽きませんよ。
【おススメの話題】
- あなたの趣味
- あなたの家族
- あなたが見たTV番組から(ドラマ・報道番組・ニュースなど)
- 休日中・日々の通勤中などで体験したことなど
例えば、お正月明けであったら、『お正月にはお餅をたくさん食べた方もいらっしゃると思いますが…私今糖質制限ダイエットしておりまして、ちょっと炭水化物には敏感になっております…糖質を取り過ぎたかどうかは食後眠くなる時は糖質摂り過ぎの合図です…午後の会議の前のランチでの糖質摂り過ぎには注意ですね!』みたいな感じでいかがでしょう?
「自分のダイエット奮闘体験+職場の会議の眠気対策」ということで、一石二鳥では⁉
【避けた方が良い話題】
先程の自分の実体験に基づいた具体的な話題ではなく、ただ格言だの偉い人話だのは「説教」っぽく聞こえてつまらない・心に響かない・話し手の個性が何も垣間見えないの三重苦。
そもそも、そんな正論はあなたに言われなくても知ッテルワ!!と言われそうですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
あぁ…また朝礼・昼礼の順番が来るとウツウツとしないで、チャンスと思ってどうか楽しんでください。
あなたを知ってもらうチャンスですし、職場の変な壁がなくなって仕事がしやすくなりますよ。
ぜひお試しください。
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。