あなたの周りに、相手の年齢によって態度がガラリと変わる人はいませんか?
初めは様子を見ながら当たり障りのない話をしていて、話している相手が1才でも年下と分かったとたんに横柄な態度になる人がいます。
これは男として器の小ささを暴露しているに等しく、見苦しく感じます。
温泉旅館で働いている恐妻家フロントマンのCANです。
私の心の師匠でもある元上司のスーパーサラリーマンEさんを例に挙げて話を進めていきます。
できる男は、つまらないプライドを持たない
『できる男』は、年下からでも学ぶところがあれば頭を下げて教えを乞う潔さがあります。
そこにはつまらないプライドは微塵もありません。
Eさんは、年下だろうが部下だろうが、自分の知らないこと、学ぶことがあれば素直に教えを乞いていました。
これは、純粋に新しい知識を得るためなのか、Eさんなりのコミュニケーションの手段なのかはわかりません。
しかし、過去の成功談や役に立ちそうもない知識をひけらかす上司が多い中、彼の姿勢は人間の大きさを強く感じました。
変化の時代に年齢は無関係
おもしろ動画を投稿して億のお金を稼ぐ人が出てくるなんて、10年前には考えてもいませんでしたよね。
ビジネスのスタイルだって変化が激しい時代です。
そんな時は、年齢が一つ二つ上だからと言って全てにおいて勝るわけではないし、年下から学ぶことがないなんてことは決してありません。
むしろ変化に対して柔軟な若者からこそ新しい知識を吸収する姿勢を持ちたいものです。
小学生からでも学ぶことはある
私の職業は温泉旅館のフロントマンです。
毎日、様々なお客様を出迎え対応しています。
今まで数千人単位で幅広い年代、職業の方と接してきました。
そこで良く思うのが“人間力に年齢は関係ない”という事です。
ある日、ファッション誌から飛び出してきたようなお洒落なカップルが来館されました。
客室に案内した際のことです。
モデルのような彼女は、客室の玄関で足をブルンブルン振って履いていたブーツを脱ぎ捨て、そのまま部屋に上がりました。
私は、両手に荷物を持ったまま唖然として後ろから見ていました。
いくらテンションが上がっているとはいえ、美女が台無しです。
また、ある日のこと。
“若い頃は少しやんちゃをしていた”風の夫婦と小学生のお姉ちゃんと弟の4人家族をご案内しました。
第一印象と違いみんなはしゃぐこともなく静かに説明を聞いてくれます。
さて、客室の玄関に来ました。
両親に続いて子供たちも靴を脱ぎ部屋に上がったのですが、この姉弟はすぐに振り向いて膝をつき靴の向きを直したではないですが。
さらに部屋の説明をする時も家族全員が横一列に正座して頷きながら話を聞き、最後には深々と頭を下げて『お世話になります』と挨拶されました。
もちろん親に言われてそうしたわけではありません。
あきらかに常日頃からそうしている、身についた行為です。
些細なことでクレームをつけ大騒ぎをする中高年もいれば、旅館のミスをこっそり指摘してくれる若者もいます。
本当に人間の大きさに年齢は関係ありません。
私は40代のおじさんですが、相手がたとえ小学生でも学ぶべきことは素直に吸収する姿勢を心掛けたいと思っています。
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