できる男は常に余裕があります。
自分の立場が上だからというだけで偉ぶるようなことは決してありません。
恐妻家フロントマンのCANです。
私の仕事上の師匠であるスーパーサラリーマンEさんのエピソードを紹介しながら『できる男』について解説していきます。
遅刻してきた営業マン
Eさんは、私が勤める温泉旅館で支配人をしていました。
今は系列のホテルに異動されています。
ちなみに年齢は私より7歳下です。
ある日、事前にアポを取っていた営業マンが約束の時間を遅刻して来ました。
若い営業マンは、ひどく慌てた様子です。
応対するEさんの言動に注目してカウンターの中から見ていました。
『お忙しいところ恐縮です!』
Eさんは、満面の笑みで出迎えたのでした。
普通であれば『時間取って待っているのに何遅れてんだよ』というオーラが出てもおかしくないところです。
自らの失態を猛省している時に、こんな言葉をかけられたら救われますよね。
自信の無い人ほど、相手がミスをした時にこことぞばかり優位に立とうとするものです。
Eさんから大人の余裕を感じました。
イベント後のお礼
ある日、旅館で芸能人を招いてのイベントが開催されました。
何か月も前から準備を進めてきた旅館を挙げてのイベントです。
無事イベントは終了し、事務所でEさんを含めて5~6人で談笑していました。
イベント成功の余韻を皆で味わっていると、突然Eさんが
『みんなのおかげで成功できました。ありがとう。』
そう言って、深々と頭を下げたのです。
組織のトップが部下に対してなかなかできない行動だと思います。
理屈抜きで『この人のためにまた頑張ろう』と決意したのは私だけではなかったと思います。
パートさんとのコミュニケーション
旅館ではたくさんのパートさんを雇っています。
近所のおばちゃんがほとんどなのですが、長く勤めている人もいれば、短期間で辞めてしまう人もいます。
違う部署で働いている人だと名前を覚えてない人も結構います。
しかし、Eさんは違いました。
パートさんが出勤してきたり廊下ですれ違う時に必ず声を掛けます。
『やぁ〇〇さん、おはようございます。?この間の〇〇どうでした?』
名前を呼び、挨拶だけではなく何かしらの会話を交わします。
これは間違いなく意識した行動です。
私などは、あまり接点のないパートさんだと目も合わせずに『おはようございまーす』と軽く流してしまいがちです。
- 目を見て
- 名前を呼んで
- 挨拶をして
- 短い会話をする
この小さな積み重ねが社員のモチベーションを維持するコツなんだと思います。
まとめ
できる男は、立場に関係なく、むしろ立場が下の人にこそ気配りをしています。
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