100冊のビジネス書を読むより強烈に仕事に好影響を与えてくれる漫画が確実に存在します。
この記事では、筆者が独断で選んだ漫画2選とその共通点について解説します。
ナニワ金融道
概要
『ナニワ金融道』(ナニワきんゆうどう)は、青木雄二による日本の漫画。1990年から『モーニング』(講談社)にて連載された。単行本全19巻のほか、1999年からは文庫版全10巻が出版された。1992年講談社漫画賞、1998年手塚治虫文化賞マンガ優秀賞受賞作品。
商都大阪を舞台に、マチ金(消費者金融)会社「帝国金融」(セリフ中ではこの表記、看板等では「帝國金融」)の営業マン灰原達之と、借金にまつわる因業深い人間模様を描いた作品。連帯保証人になった彼氏の借金の肩代わりをしてソープ嬢になる女、ご祝儀を盗まれてしまい穴埋めに奔走したあげく取り込み詐欺に手を出し破滅する男、詐欺的先物取引で全てを失う小学校教頭、法律の網の目をかいくぐる闇金融業者、更にはライバル企業との対決など、様々な人間や社会の裏表を描く。青木雄二の独特なアクのある絵が読者に強いインパクトを与え、人気作となった。最初は5週程度掲載される予定であったが、第1回目の掲載時に読者から多大な支持を得て連載が決定した。
引用:Wikipedia
灰原達之から学ぶ一流の仕事術
脳科学者の茂木健一郎氏も『一番読み返してきた作品』と絶賛しています。
私も何度も読み返し、仕事をする上で強く影響を受けた名作です。
主人公の灰原達之が、金融と言う建前の通じない世界で成長していく話ですが、シリーズの終盤で一人前の金融屋に成長してからの灰原の言動・行動がとても参考になります。
情に流されたり勘に頼ることなく、理詰めで素早く行動に移していきます。
その様は、大胆でありながらも繊細です。
例えば自分を嵌めようとした詐欺師を追跡するシーンでのことです。
ガソリンスタンドで給油をする時に、スタッフにタイヤの空気圧をチェックさせます。
この時、高速道路を利用するので少し空気圧を高めに入れるように指示するのです。
私は、ストーリーの中にこのやり取りを盛り込む作者の青木さんに感動しました。
一見話の流れとは無関係なやりとりに見えますが、絶対に失敗が許されない状況で、そんな細かいところにまで気を配る灰原にプロの凄みを感じさせるシーンとして何年たっても忘れることができないのです。
一流の仕事術を垣間見ることができます。
【中古】ナニワ金融道 <全19巻セット> / 青木雄二(コミックセット)
ナニワ金融道 全19巻完結 [マーケットプレイス コミックセット]
ザ・ファブル
概要
『ザ・ファブル』は、南勝久による日本の漫画で2017年、第41回講談社漫画賞一般部門を受賞している。
超人的な戦闘能力を持つ伝説の殺し屋ファブルは、育ての親であるボスから、1年間殺し屋を休業して普通の人間として生活するよう命じられる。もし誰かを殺したらボスによって処分されてしまうという厳しい条件の中、「佐藤アキラ」という偽名と、相棒ヨウコと兄妹という設定を与えられ、大阪で暮らしはじめたファブルは、生まれて初めての日常生活に悪戦苦闘。そんな中、偶然知り合った女性ミサキがある事件に巻き込まれたことから、ファブルは再び裏社会に乗り込んでいく。
佐藤明から学ぶ高いプロ意識
殺し屋として仕事をする時のプロ意識の高さはもちろんですが、一般人として生活する中でもそれは強く感じることができます。
デザイン事務所でアルバイトする中でもトイレ掃除も自転車での配達もイラスト1枚書く時も一切妥協することなく取り組んでいます。
私は、接客業に就いていますがファブルが好きすぎて仕事をしながら佐藤明の口癖である『プロとして…』を何度も言葉にして出しています。
すると不思議なことに職場内でも『プロとして〇〇しなきゃね』と言うスタッフが増えてきて、部署内の意識が確実に上がって来たのです。
私自身、仕事で妥協しそうになると『プロとして…』と自分に言い聞かせ全力で取り組んでいます。
こうして全力で働いていると仕事が楽しくなってくるのです。
手を抜いていては感じられない充実感が溢れてきて、ますます仕事がノッてきます。
あなたも佐藤明からプロ意識を学んでください。
絶対のおすすめです。
【入荷予約】【新品】ザ・ファブル (1-16巻 最新刊) 全巻セット 【1月中旬より発送予定】
2作品の共通点
妥協を許さない高いプロ意識です。
仕事ができる人は、自らに高いハードルを用意します。
そして細かい点まで細心の注意を払って取り組みます。
私の部署に仕事ができないおじさんがいます。
関連記事:「働かない」「使えない」おじさんと呼ばれない為に意識したい5ヵ条
彼の仕事振りを見ていると雑な仕事が目につきます。
キーラックに入れる明細の向きがバラバラだったり、カウンターの上のペンや電卓などが雑然と置かれていたりします。
『一事が万事』で、細かいことをおろそかにしている人は大きなミスも連発してしまうものです。
私がおススメする2作品を参考にして高いプロ意識で仕事に取り組んでください。
この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。