『接客業やっているのに笑顔ができない』
『笑顔を出そうとすると引きつる』
『笑顔を出し続けると疲れる』
こんな悩みをお持ちではないですか?
実は私自身もそうでした。
温泉旅館で働いている恐妻家フロントマンのCANです。
かつての私は、笑顔を出すどころか人と会話することも苦手でした。
人見知りで生き方も不器用な私が、転職を繰り返しているうちに気がつくと接客業を天職とするまでになっていたのです。
誰でも頭では理解している接客業における笑顔の重要性
お客さんの立場になるとよくわかりますが、笑顔で接客されるのと不愛想に接客されるのとでは同じサービスでも天地の差がありますよね。
自然な笑顔を向けられるだけで心癒され、些細な問題も気にならなくなくなります。
しかし、いざ自分が接客する立場になるとそうもいきません。
- 体調不良(風邪・頭痛・二日酔い)
- 疲労(長時間労働の終盤)
- 私生活の問題(親子喧嘩、夫婦喧嘩、失恋、借金)
- 仕事上のトラブル(上司、同僚、クレーム、多忙、凡ミス)
様々な要因で笑顔どころではなくなります。
無理に笑顔を出そうとすると自分でもわかる引きつった表情に(;’∀’)
そんな状態が自己嫌悪を増幅させてますます自然な笑顔が出なくなる。
悩んだ末に本やネットで調べてみると「笑顔を作るトレーニング」が紹介されていましたが…
よくある笑顔の作り方トレーニング・コツ
- 上の歯を10本見せるように口を開ける
- 口角を5㎜上げる
- 割り箸を前歯で噛んで30秒キープ
- 「ウィスキー」と言う
- 鏡を見て練習する 等々
私から言わせてもらいますと…
全部間違いです!
少なくとも私には効果がありませんでした。
何故か。
表情の形だけをいくら笑顔に近づけたとしても、心が作り出した本当の笑顔と同じようには作れません。
心からの笑顔か、作られた偽物か、表情筋の0.1㎜単位の差異で人間は本能で見抜いてしまいます。
“笑顔の形に近づけよう”という方向性がそもそも間違っているのです。
では、どうするか。
私の考えた笑顔を作るコツ
笑顔ではなく“イキイキ”を目指す
楽しくもないのに笑顔を作ろうとするから引きつるのです。
笑おうとしないでください。
イキイキと働くことを目指すのです。
お客様は、引きつった笑顔よりもイキイキ、ハツラツと働く人に接客して欲しいはずです。
私にはこの方法がしっくりきました。
繰り返します。笑おうとする必要はないのです。
元気にイキイキと目を輝かせて働くのです。
この意識を強く持つ努力をした方が、形だけの笑顔を作るより数倍お客様の反応が良くなります。
イキイキ感は表情だけでなく体全体からオーラとなって相手に伝わります。
私はそう信じています。
いや体感しています!
クレームでさえ“ワクワク”してみる
接客業をしていると“イキイキ”としていたい意識を下げる出来事が次々と身に降りかかってきます。
それに負けたない為にはどうするか。
私は、トラブルでさえ楽しむように意識しています。
理不尽なクレームや同僚のミスや忙しいタイミングで話しかけてくる面倒なお客様など、笑顔が吹き飛んでしまうような状況がやってきたら
『今度はそう来たか(・∀・)ニヤニヤ』
『どうやってこの状況をクリアしようかな?』
と子供のようなワクワク感で楽しむのです。
さらに自分自身を天井からの目線で、ゲームキャラクターを操作するつもりで客観視し、
『こいつ今キレそうになったな(笑)この後何をさせようかな?』
などと考えてみます。
しつこいようですが、決して笑おうとしないでください。
ワクワク、イキイキを心掛けていれば良いのです。
どうですか、気が楽でしょ?
プロ意識を強く持つ
3つ目のコツは“プロ意識を強く持つ”という事です。
私の考える“プロ意識”とは、
「お金をもらっている」とか「もらっていない」とか言う“ちんけ”なものではありません。
『お客様を絶対に満足させるんだ!』という自分への固い誓いです。
外科医が命にかかわる難易度の高い手術をする時、「お金をもらっているから精一杯やろう」なんてぬるい事を考えていますか?
人質に銃を突きつけ立てこもっている凶悪犯を説得する警官は、「仕事だからちゃんとやろう」程度の意識ですか?
『絶対に成し遂げなければならない!』
という強い使命感だけだと思います。
これが私の考える“プロ意識”です。
強烈なクレームの対応をする時は、
『最後には、笑顔で“絶対にまた来ます”と言わせる!』という使命感を持って臨みます。
強いプロ意識を持つと『笑顔を出すのが苦手…』なんて悩みは飛んで行きますよ(^^)
悩むどころか、疲れにくくなり、接客という仕事が10倍楽しくなります‼
まとめ
今考えると、いつも笑顔を絶やさないペ・ヨンジュンは、プロ意識の塊だなと思います。
相当メンタル強いと思いますよ、彼は。
ヨン様で気付いたのですが、接客業は役者に似ているのではないでしょうか?
俳優さん、女優さんってインタビューされたり、番宣で違う番組に出ている時はボソボソと恥ずかしそうに話しますよね。
でも本番ではスイッチが入って迫力のある演技を見せてくれます。
接客業でもそうなんです。
安定した接客をする人は、普段シャイでも仕事ではキッチリとブレずに対応しています。
弱い自分が出そうになっても『カチッ』とスイッチを入れてプロの仕事をしたいものです。
【結論】≪笑顔を出すコツ≫
- 笑おうとしない
- イキイキと働く
- 逆境の時こそワクワクする
- 強いプロ意識を持つ
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