「ほんっとうに要領が悪いやつだなあ!」と言われ続けるとガックリきますよね。自分ってそんなに「ダメ人間」なのかな、と…。
だいたいそんなこと言われたって要領が良くなるどころか落ち込んで余計にヘマしそうなのに。
今は相手を本当に怒らせているようです。でも怒らせたことにビクビクして仕事を続けると事態は悪化するばかり。
要領よくできないのはあなたがダメ人間だからではありません。ダメ人間は解決する方法なんて探しませんよ。
あなたは自分の非を認めて直そうとしている真面目で向上心のある人です。
怒らせてしまったあの人の言葉に落ち込んで自分をダメだと決めつけるより、真面目で向上心のある自分に自信を持って名誉挽回を狙いましょう。
要領をつかむポイントは「重要度の高いもの」を積極的にこなしていくことです。
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やらなければいけないことに優先順位をつける
まず現状を把握してみましょう。要領が悪い人は、しなければいけないことの整理整頓ができていないのです。
もう忙しくて忙しくて、整理整頓するような時間なんてないよ!と思うかもしれません。でも、だからこそとっちらかって要領が悪くなっているのです。
今自分がどのくらいやらなければいけないことを抱えているか棚卸しをしてみましょう。
まずこれからしなければいけないことを抽出してみましょう。あなたが管理しやすい方法であれば手書きでもPCでも構いません、手書きの場合は付箋を使うと後で編集しやすいですよ。
それぞれを4つに分類してみましょう。優先順位順に並べてみましょう。
緊急度と、重要度、これは整理の基本です。
- 緊急かつ重要度が高いもの
- 緊急ではあるが重要度は低いもの
- 緊急ではないが重要度が高いもの
- 緊急ではあるが重要度が低いもの
要領が悪いと言われる人は緊急であるものに追われて重要度が高いものをする事が漏れていくのです。突然電話を取ったのがクレーム対応だったり、突然任された「ごめん。明日までにこれやっておいて。」という仕事に追われて自分の仕事がおろそかになることってありますよね。
緊急な案件は緊急だからこそどんどんこなさざるを得ないけれど、いつの間にか時間がなくなって緊急ではなかったはずの重要度の高いものが「緊急かつ重要」になった時にはもう手遅れ。
「あんなに時間があったのに一体何をやっていたんだ。本当に要領が悪いやつだなあ。」と言われてしまうのです。
でも自分が今どれだけ仕事を抱えていて、いつまでにどこまでやれそうかやれそうにないか把握していたら、断ることもできるし、はっきり断れなくても、状況を説明して相談することができるのです。
そもそも言われたことを全部受けてはいませんか?人に任せられることはありませんか?
あなたの仕事にとって「緊急かつ重要なもの」「緊急ではないが重要なもの」を積極的にこなすようにして重要度が低いものは人に任せましょう。
そもそも丁寧にやりすぎていませんか?
几帳面すぎるのが裏目にでることもあります。重要な部分だけ完璧にしてあとはそこそこにするのも要領よくこなす手ですよ。
鍵を握るのが「緊急ではないが重要なもの」
「緊急かつ重要なもの」はすぐ書き出せると思います。「あれもしなくちゃ、これもしなくちゃ。」のアレやらコレやらのことです。書き出す暇もなくこなしていくこともありますね。
「緊急でないが重要なもの」と言えば、ある程度期限のある案件のことです。その中で、いずれ「緊急」になることに予想がつくものとつかないものがあります。
予想のつかない重要なものというのが実はポイントです。
あなたが「本当はこうだったらいいのになあ。」とか「本当はコレをやりたいんだ。」と思っているものです。緊急ではないから手をつけていないものってありますよね。
例えば資格取得。今はなくても済んでいるから取っていませんが、取った方がいい理由がありますよね。
日々、緊急なものをこなすのに精一杯というところですが、よく考えてください。もしあの資格を取っていたら次に来るチャンスをつかめるかもしれませんよ。
何もかも抱え込まずに、人に任せられるものは任せましょう。少しでも時間ができたら少々早く帰って資格取得やスキルアップを図りましょう。
次にチャンスが来た時にその資格を持っていたら、「いつの間に勉強して取得していたんだ?なんて要領のいいやつなんだ。」ということになりますよ。
仕事をする中でメモを取る機会も多いと思います。メモの取り方が下手だなと思っている方は、こちらの記事をご覧ください。
いい人間関係を築きましょう
大抵の仕事はチームで行うものです。自分の手が空いている時に忙しそうな人を手伝って、自分が忙しくなった時は手伝ってもらえるようないい人間関係を築いておきましょう。
忙しい時はお互い様なのです。
まとめ
要領が悪いと言われるのは、緊急なものをこなしているうちに緊急でなかったはずの課題が時間切れになるからです。
常に「重要なもの」を緊急度順にこなしていきましょう。
新しい課題が飛び込んできたときは今の自分の状態でできるかどうか判断して、断ったり人に任せたりしましょう。
緊急な案件に気を取られがちですが、「本当はこうだったらいいのになあ。」とか「本当はこうしておくべきなんだけど…。」と思っているのに後回しにしているものは緊急でなくても積極的にこなしていきましょう。
チームでする仕事の場合は人間関係は大切に。
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