部下のモチベーションがガッチリ上がる朝礼の具体的な内容とは?

部下のモチベーションをあげる朝礼とは

あなたの会社では毎朝朝礼を行っていますか?
一般的に、朝礼は目標の進捗状況の確認や、連絡事項の共有を目的に行います。

ただし朝礼のやり方次第では、あまり効果が得られないどころか部下のモチベーションを下げてしまうケースもあります。

モチベーションは個人だけでなく、チーム全体のパフォーマンスにも影響する重要な要素です。

ここでは実際に上司をもつ(部下である)私の目線から、部下のモチベーションを上げる朝礼のやり方について紹介します。

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小さな目標を伝える

目標と聞くと大きな目標を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、達成が難しい目標を掲げるのは逆効果です。朝礼ではその日のうちに達成できる小さな目標を伝えるようにしましょう。

箱根駅伝で4連覇を達成した青山学院大学でも、この目標管理の考え方は採用されています。
最終的な目標は箱根駅伝の優勝ですが、それを達成するための目標を年、月、日ごとに設定し、日々の目標を着実にクリアしていく。

日々の成功体験をつみあげることで、モチベーションを高めていき、チームのパフォーマンスを向上させているのです。

この考え方は会社生活でも応用できます。
例えば、
「売上を前月に比べ2倍にする」という目標を朝礼で伝えるよりも、
「売上2倍を達成するために今日は営業電話を10件かける」という具体的な目標を伝えた方が、
社員のモチベーションアップにつながります。

社員一人一人にしっかりと目標と達成感をもたせることで、「やらされる仕事」から「自分から進んでやる仕事」へと社員の仕事への意識も変わっていくはずです。

肯定的な発言をする

ネガティブな言葉は人をマイナスな気持ちにさせます。

一日の始まりである朝礼からマイナスな言葉を使用すると、その場だけでなく、その後の仕事のモチベーションにも影響を与え、ミスにつながりかねません。

逆に朝からポジティブな言葉を使用すれば、職場全体の雰囲気も明るくなり良いチームワークで働くことができます。

あなたは「ポリアンナ効果」という言葉ををご存知でしょうか?
これは心理学用語の一つで、

  • ポジティブな感情を伴った記憶ほど思い出し易く、ネガティブな感情を伴った記憶は思い出しにくい。
  • 一般に人は肯定的な評価を好む。

などを指します。

つまり、ネガティブ(否定的、悲観的、後ろ向き)な言葉よりも、ポジティブ(肯定的、楽天的、前向き)な言葉の方が大きな影響を与えることができるのです。

朝礼は朝一番に社員が顔を合わせる貴重な時間なので、ポジティブな言葉を使って社員を「今日も一日がんばろう」という気持ちにさせることが大切です。

朝礼の時間は短くシンプルに

私も朝礼がある会社で勤務していたこともありますが、その時の流れは、

  • 部長の挨拶(5分)
  • 各室長の挨拶(5分)
  • 雑談(5分)

合計で15分もかかっていました。

上司の挨拶も、世間話や偉人の名言など、本当に朝礼で話す必要があるものか疑問な内容が多く、ただ長いだけの朝礼をストレスに感じている社員も多くいました。

朝礼は一人一人の就業時間を使って行われます。

私が勤めていた会社の例で言えば、社員40名×15分=10時間分の社員の就業時間が毎日使われていたのです。

本当に必要なことだけを短い時間でシンプルに伝えたほうが、聞いている側もやるべきことが明確になり、モチベーションをあげてその後の仕事に取り組めます。

たかが毎日の朝礼でも社員の貴重な時間を使っているという意識を持って、短くシンプルな朝礼を心がけましょう。

まとめ

今回は部下の目線で、モチベーションをあげる朝礼の方法をご紹介しました。
部下のモチベーションが上がらず悩んでいる方も多いと思いますが、上述のことを意識すればきっと有意義な朝礼を行うことができるでしょう。

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